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ひぐらしのなく頃に礼のレビュー(感想)

ひぐらしのなく頃に礼のレビュー(感想)

ひぐらしのなく頃に礼のレビュー(感想)です。以下、ネタバレ(話の内容)を含みます。

ひぐらしのなく頃に礼とは

ひぐらしのなく頃に礼とは、ひぐらしのなく頃に のファンディスクです。新作2編「賽殺し編」「昼壊し編」と、目明し編のお疲れ様会の再録「罰恋し編」の計3話が収められています。 「罰恋し編」は、目明し編より後のバージョンのCDには収録されていないお疲れ様会です。

現在の所、 「ひぐらしのなく頃に-鬼隠し~暇潰し編-」、「ひぐらしのなく頃に解-目明し~皆殺し編-」と、この「ひぐらしのなく頃に礼」 の三本のCDで、サウンドノベル「ひぐらしのなく頃」を全話楽しむ事ができます。

各エピソードの概要と感想みたいなもの

賽殺し編

さいごろしへん。時系列で言うと、祭囃し編以後の話になります。 部活メンバーとプールに出かけた帰り道で、梨花ちゃまが交通事故に遭うという衝撃のスタートで物語が始まります。 梨花はこれまでとは、かなりちがう「雛見沢」の世界で目を覚まします。 彼女は、この世界の「雛見沢」と、いままでの世界の「雛見沢」のどちらの世界で生きるかの決断を求められます。

このエピソードでは、他の小説やアニメでも時折見かけられる題材が取り扱われています。 つまり、神とか、なんらかの特殊な能力を持ったものなどが、下位の現実にどう定着するのかという問題です。 神は自ら作ったゲームに…、といった話と同じような題材でしょうか。

この手の話では、神は自分の身のおき方を決定することに悩んだりするものです。 上位の存在として人との距離を保つ存在としてあるか、それとも、ゲーム盤に入り込んで人間と共に(として)生きるかという点が問題になります。(前者は羽生に近く、後者は梨花に近い)

このエピソードでは、その点について、根源的に悩んだりはしていないようです。 この話にたどり着くまでに、二人はすでに答えを出しているからだと考えられます。 つまり、選択そのものというよりも、自分のした選択を確認・成就するというのがこのストーリーで行われていることです。

作中で、羽生は、どちらの世界でも自分の存在の仕方がありえるというような内容のことを話しますが、 これは間違いなく、上位の階層からの主張です。(やっぱり、羽生は神様だった!)

羽生がそういう事を言えるようになるためには、梨花と過ごした時間が必要であったという点は、これまでの8話から読み取ることができます。誰からも姿を認められなかった羽生にとって、梨花や部活メンバーと過ごした時間は大切なものであったに違いありません。 一方で、梨花とのこれまでの関わりを(冷たくも!)否定するかの如き梨花ママ八代の世界でも、自分は“いる”というのですから、これはもう立派な自立した神様であることが確認されます。

また、梨花は、母を殺すかどうかで悩みますが、この悩んでいるという点で梨花が人間であることを取り戻すことになります。 つまり、いままで自分が母殺しをしているという事に思いもよらなかったという点で梨花は完全な人間ではありえず、 少なくとも部分的にはフレデリカ「Frederica Bernkastel」であったという状態から、母殺しを確認して人間「古手梨花」になります。

かっこよくまとめると、「神が神に、人間が人間になって、現実取り戻された」という話だったのではないか。 梨花ちゃんみたいなキャラクターで、こういった話が読めるのはひぐらしならではですね。

なんだかこじ付けている感じもありますが、 現実に対してのなんらかの力をもった存在が登場した物語は、こんな終わり方をすると収まりがつくと思う。 マジックアイテムや、超能力者は、神の国に入るか、失われるかしないと物語がいい感じで終わることなく、 いつまでもひっくり返されてしまう可能性に怯えていないといけない。

昼壊し編

ひるこわしへん。陽性の物語。安心して読むことができる。 黄昏フロンティアの3D対戦アクションゲーム「ひぐらしデイブレイク」がネタ。 赤い勾玉を持つ人は白い勾玉を持つ人を好きになってしまうという古手家の秘宝『フワラズの勾玉』の封印が解けて…というドタバタ。

鷹野さんとレナの組み合わせがイイ。 後半はマージャンネタが出てきて、僕にはよくわからなかった(基本的なルールだけでも今年中に勉強しておきたい…)。 残念。

罰恋し編

ばつこいしへん。目明し編の「お疲れ様会」の再録。 圭一×悟史が…のうわさがあったので、一度は見てみたいと思っていた話です。 ああ、確かに、悟史が「ヨーグルト」だとか、「あごが痛い」、「圭一、食べて」とか言ってます!

ソウルブラザーが、部活メンバー+その他にちょっとエッチな罰ゲームの提案をしたりする部分もあり。 「お尻で窓をフキフキ…」は、ちょっとかわいそうすぎる気もしました…。

以下、圭一と悟史の掛け合い部分の転載

---以下反転---

悟史「む……むぅ、…仕方ないよ圭一。…負けちゃったし。」
圭一「くそくそー!!負ける勝負じゃなかったのに!中盤のあの凡ミスがが痛かった…。あれさえなければ挽回出来たのにーー!!」
赤くなる悟史。
悟史「むぅ…。…ご、ごめん。」
圭一「……あ、いや、…悟史だけが悪いわけじゃないよな。あの時、その場でミスに気付かなかった俺にも責任はある。…言い過ぎたよ。誤る。」
悟史「今日は僕たち、間負けちゃったけど。きっと勝てるよ、僕たちなら。」
圭一「…………………あ、……あぁ、そ、そうだな!今日は潔く負けを認めて、次回をがんばるしかないもんな…!はははは……。」
悟史「じゃ、…罰ゲーム、とっとと済ましちゃお。」
また、赤くなる悟史。
悟史「じゃ、僕から行くね。スプーンを口で咥えて、ヨーグルトをすくって圭一に食べさせればいいんだよね。…………んむ、………んん~~~~~~~~…。」
効果音きらきら。画面暗転。
圭一「………………あう、………う…。」
悟史「………どうしたの、…圭一?早く食べてくれなくちゃ、顎がくたびれるよぅ…。」
圭一「………いや、その、……………男同士でこんなことしなくちゃならないなんて、…その、………恥ずかしくて……。」
悟史「あははははは。圭一。罰ゲームというのは、恥ずかしがらせるとことにあるんだと思うんだ。だったらさ、恥ずかしがらずにやってしまえば、すっと終わらせられることじゃないかな。」
圭一「…ま、……まぁそりゃ。……下手に恥ずかしがる方が、連中を面白がらせるだけでだし……なぁ…。………でも、…いくらなんでも……。」
悟史「お互いに食べさせっこすれば終わりだよ。ちゃちゃっと片付けて、おしまいにしちゃおうよ。」
圭一「………理屈じゃわかってるんだけど……なぁ…。……思い切りってヤツが、…その………恥ずかしくて…………。」
悟史「……僕だって、……………本当は圭一とこんなことするの、……恥ずかしいよ。」
圭一「…………え…? あ、……お前の手……。」
悟史「…ね? ……僕だってさっきからどきどきが止まらないんだ。だからさ、…ちゃちゃっと片付けちゃいたいんだよ。じゃないと僕、……………。」
圭一「…………悟史、…………俺………、」
悟史「僕のヨーグルトじゃ、……食べられないかな…。………僕は、…圭一のヨーグルトなら、……食べたい…よ…?」
画面切り替え。詩音絵。
詩音「うおおぉおおぉぉ、悟史ぃいぃ、ガバ!!ああそして二人は禁じられた愛への第一歩を踏み出すんです!」

---以上反転---

「咥えて」とか「顎」で漢字を使っているのがなんとなくいやらしい。 「くわえて」、「アゴ」だとだいぶ印象が変わる。


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