もう、3度目(原作2+PS2版1回)なのですが、読み直すたびに泣いてしまう。 原作の「ひぐらしのなく頃に」とは、違った魅力が「ひぐらしのなく頃に祭」で楽しめました。このボリュームの文章がこの形で読めるのは、貴重な存在です。
このページを見ている人のほとんどは、「ひぐらしのなく頃に」が何であるか知っていると思いますが、一応説明しておくと、 「ひぐらしのなく頃に」とは昨年2006年に完結したサウンドノベル(ビジュアルノベル)です。 雛見沢村を舞台に、謎の連続怪死事件を題材にした全話8話の作品で、PC(Windows)でプレイ可能、第一話は無料でダウンロードできます。
アニメ、漫画、ゲーム、モバイルアプリなどの各媒体にも同作品は移植されていて、 PS2(プレイステーション2)に移植されたものが「ひぐらしのなく頃に祭」になります。
原作「ひぐらしのなく頃に」 は、独自の癖のある絵と、所々に見られるマニアックな表現が気にならなければ、 ここ数年間でのサウンドノベル(ビジュアルノベル)の中でも、ベストオブザベストオブザベストと言っても差し支えの無い作品でしょう。 普通の本格推理的な和製ホラー猟奇殺人ものと思って読むと、裏切られてしまいますが、ちゃんと広げた風呂敷がたたまれている大長編の力作です。18禁のギャルゲーと間違わないで(一見した所そう見えてしまうかもしれませんが…)、文章を読むのが好きな人はぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。
PS2(プレイステーション2)「ひぐらしのなく頃に祭」では、原作の癖のあった立ち絵が、 多くの人に受け入れられやすい形に描き直されています。また、一部の文章表現がぼかされていたり、問題の無いものに修正されています。 アニメ、漫画バージョンと同じく、とっつきやすい形でひぐらしのなく頃にの世界を堪能できます(話が完結しているのは、このエントリーを書いている時点では、原作とPS2版だけです)。
原作との違いはいくつもありますが、選択肢が付いた、声が付いた、ストーリーが一部違う、が原作と大きく異なる点だと思います。
僕の個人的な好みから先に言ってしまうと、原作の竜騎士07さんの立ち絵の方が概ね好きです。 確かに祭のrato氏によるキャラクターの方がすっきりしているのですが、好きなものはしょうがないです。
特に思うのは、竜騎士07さんの手による絵は、表情の表し方がとてもうまい!、と言うことです。 梨花ちゃんの「ニヤリ」とか、鷹野さんの「くすくす」(悪笑?)は、これ以外ないという感じすらします。
以下、僕の勝手な感想(こういうのは、その人の勝手な好みです)。 原作の竜騎士07さん(と漫画家)の絵は、ひぐらしのなく頃に ビジュアルファンブックに見やすくまとめられています。
PS2版でCGが付いた点もポイント。 全部のCGがものすごく好きになれたわけではないのですが、 「おいで鉈女」のシーンとか、憑落し編の怖い某シーンがCGで見れたのは嬉しい限りです。
声に会わせて口がパクパク動くのだけれど、すこし気味が悪かった。 声は良かったのだけれど、口パクはちょっと邪魔に感じた。
多分、「ひぐらしのなく頃に祭」を購入する一番の動機となりえるのが、各キャラクターに声があてられている点かもしれない。 声だけでこれほど色々な状況が再現できるのか!、というプロの技に驚くばかり。 プロの声優の技の一端を垣間見た感じです。
キャラクターの声になれるまで、多少違和感があったのですが(特に、前半パートで声・立ち絵がない前原圭一:CV保志総一郎とかは…)が、数話見終わる頃には、各登場人物の声が待ち遠しくなりました。 最初はうっとおしいと思っていた圭一くんの熱い声にも、最後には泣けてしまうほどになりました。
原作では「………」で表現されているシーンも、「ひぐらしのなく頃に祭」では、呼吸音、うめき声、うなり声、嗚咽などが声優陣によってきちんと声があてられているのはさすがに丁寧な作りです。
「はう~」「にぱ~」「むぅ」「あぅあぅ」はどうするのかと思っていたけど、そのまま普通に発音していた。 電話、無線、拡声器等で、声がこもったりするのもちゃんと表現されていた(確か一箇所だけ無線のシーンにミスがあったような気がする)。 場面によっては、BGMと声の音量を調節しないと聞きづらい所もあるので、要注意です。
声優陣はみんないい仕事をしている。 園崎魅音(詩音)役の雪野五月さんの演技で、「魅音」、「詩音」、「魅音のふりをする詩音」、「詩音のふりをする魅音」、そして「鬼」が演じ分けられているのがすごい! 「はう~」の竜宮レナ(CV:中原麻衣)も一見ふざけているようだけど、押さえるシーンはきちんと押さえていてやっぱりプロだ。 あの方の「神!神!オヤシロ様!」言うあの演説シーンも文章だけではなく、声で聞くと一味違う。
北条沙都子(CV:かないみか)の「梨花ぁ~」とか、古手梨花(CV:田村ゆかり)「沙、都、子」のセリフも、イメージに違わない感じ。 前原圭一(CV:保志総一郎)の声は相変わらず熱いし、大人役の声もかっこよく、申し分ない。
バイク三人組や借金のある二人の会話も、再現されている。
それにしても、前原圭一(CV保志総一郎)の声が前半パートで無い点と、Tipsでキャラクターの声が全く無いのが残念。
原作は、音楽の使い所がうまかった。daiさんの曲が特に記憶によく残っています。
「ひぐらしのなく頃に祭」も、曲数が多く、シーンに合わせて使い分けられていますが、 一部あまり納得のいかない曲と場面の組み合わせがあったりしたのがちょっと気になります。 ですが、おおむね、原作のイメージやシーンと同じような雰囲気なので、原作プレイ済みでもそれほどは反感がないとは思います。 (好きになれるかは人によると思います)
OPとEDの主題歌とか、OPのCGは、一見の価値あり。
新シナリオと選択肢が追加され、最終話が原作と違うというのがポイント。
文章にも手が加えれれている。「手と口を同時に…」や「でかいのは…」、“税金を自分も納めているという大石の話”などの一部の表現が問題のないやわらかい表現に書き換えられていたりします。沙都子の虐待シーンも(真相は分からないとしても…)、原作で暗示されていた部分が、よりぼかされています。それからもう一つ気になったのは、ワインがブドウジュースになっている点。実においしくないのですよ。
漫画の某キャラクターが出てくるのは唐突。 特に沙都子の代わりにいるのは、あまりにも悲しいシーン。 なんだか別の意味で泣けてきた。
選択肢は、基本的に前半パートのみ。後半はストーリーを追うのに専念できる。
選択肢はそれほど多くはないので、ストレスなく読み進めることができました。 ただ、作品のテーマの一つが「選択」とか、「運命」である以上、選択肢の設定にはもう少し気を使って欲しいと思いました。 前半の選択肢には、それほど無理がないのですが、最終話の澪尽し編の選択肢(間違うと即バットエンド!)は余計かな?と感じます。
ちょっと気になったのはTips「悪魔の脚本」の出現位置。原作と同じほうが…と思いました。
新シナリオは「盥回し編」、「憑落し編」、「澪尽し編」で、それ以外の7話はほぼ原作と同じです。
盥回し編は、短いシナリオ。謎がちりばめられて、わけがわからず終わるという感じです。 最初にこれか、「鬼隠し編」あたりに進むと思う。
憑落し編は、物語の真相を知っている人には、ほとんどコメディか。 魅音がとてもかわいそうなストーリーです。
澪尽し編は原作「祭囃し編」と異なる最終話。 ストーリーがだいぶ違うので、原作既読でも楽しめます。
記憶の継承がうまくいっているという点が、原作と大きく違い、その結果ストーリーもだいぶ違います。 これがいいと思うか、悪いと思うかは人によると思います。話としては、原作よりも飲み込みやすいと思われます。
気になったのは、例の悪役の過去がばっさり省略されていること(代わりに、悪役を裏で操っていた人に手が及んでいますが…)。 あの部分、結構好きだったのですが…残念。全体的に、「熱い」雰囲気で話が進みます。罪滅し編にある意味で近いかもしれません。
原作をやったことがない人も、最終話「祭囃し編」の前半部分だけでも読んでみると、だいぶ見方が変わってくると思います。
僕としてはPS2版の「ひぐらしのなく頃に祭」を買ってよかったと思っています。 このソフトをプレイするためだけに、PS2その他を、購入してしまったほどだし…。
一つの作品が、漫画、アニメ、サウンドノベル等で発表されているのは、とても興味深いことです。 いろいろなものの見方ができます。 「ひぐらしのなく頃に祭」の位置づけとしては、原作がペーパーの本・書籍により近いとしたら、 こちらは、アニメーションにより近いということかもしれません。
いろいろな媒体でひぐらしのなく頃にを見たのですが、なんでも書き込めばいいというわけではないと再確認しました。 「映像、音が多分にある=情報量が多く良い作品」ではないですね。 各媒体に応じた表現方法が、やっぱりあるみたいです。
ぜひ原作もプレイしてみるとおもしろいと思うのですが、 文章量が物凄いので、読みきるまでがものすごく大変です。 本を普段読んでいる人でも、数十時間以上はかかるので結構疲れます。 気力と時間があるときに挑戦を!
ひぐらしのなく頃に祭をプレイするだけのためにPS2を購入しました。PS2(プレイステーション2)をパソコンディスプレイ(液晶画面)でプレイする。
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